05.10.31（月）　

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◆読書

　「戦後六十年史 九つの闇」（有森隆＋グループK；講談社＋α文庫）

　西武王国堤義明をはじめ、児玉誉士夫、森ビルの前社長森稔などの政商、フィクサーを取り上げています。毛色の変わったところで総会屋や相場師の話も載っています。企業で吊し上げられているのはご存じ三菱自動車とカネボウ、ＵＦＪ銀行。これらは３つとも噴飯モノです。カネボウは経営者のアホらしさに呆れてしまいます。笑えます。
　最後に竹中平蔵の大罪が書かれていますが、他にも代替案はいろいろあったでしょうが、実現性では彼のとった方法が一番高かったと思います。銀行の生存を決める基準が不明確ですが、いろいろ裏があったのでしょう。裏ニッポンの事情は複雑だからナー。
　とにかくカネボウの章だけでも立ち読みをお勧めします。笑えます。