06.01.23(月) 


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      ◆専門性の深い穴

       専門家は深く深く追求するものです。自分で深い穴を掘るもの。見上げると自分の頭のはるか上に地面があってもう出られなくなっていることに気づきます。それでも彼は掘るのをやめません。だってそれが専門家の証ですから。

       地面が洪水にみまわれると彼はおぼれ死にます。地面が火事になれば蒸し焼きでしょう。でも彼は出られません。一般人(社会人)であることを捨てたのですから。

       穴を掘らない人は洪水や火事からは走って逃げられます。なにせ社会に適応していますから。

       それに彼のことなどみんな忘れています。深い穴に「誰かいるか、おーい、逃げろ」と叫んでも彼の耳には届きません。俗世のことなどには耳を塞いでいますから。

       この昏迷の21世紀社会では専門性を持つことはかなりのリスクです。世界の方が何が標準で何が有利なのか、ころころと簡単に変動するのですから。彼などは最先端にいたつもりがいつのまにか最北端となり、流氷とともにどこかに流されていく運命かもしれません。

       ということで、みなさん、専門家になるのはよぉく考えましょう。広く目を向けて臨機応変に生きていくのが、これからの変化の時代を生き抜く知恵だと思っています。



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