06.06.25(日) 


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      ◆フランシスコ・ザビエル

       彼の話を最近別々のスジから3回見聞したので、昨日はまとめてみました。

       キリスト教(カトリック)はヨーロッパの植民地支配に大きな役割を果たしました。宣教師が来て、教化して受け入れの素地をつくるわけです。異教徒をどんどん転ばせ、あとで軍隊がやって来て、最後の異教の狂信者を皆殺しというわけ。

       そんな中で日本はさっぱりカトリックが増えなかった奇異な国だったんですね。

       それは一向宗と日蓮宗という狂信者ばかりの集団がすでに地にみちていたからです。彼らは互いに殺し合いをしながらも、カトリックをかたくなに拒み続ける大きな力になったのです。

       八百万の神を信じる日本人、異教の神も取り込んでドロドロに変質した大乗仏教をさらに親鸞や日蓮が拡大解釈してできた日本製仏教はなかなかしたたかです。寛容なのかと思ったら同質の相手にはキバをむくのですね。

       フロイスなんかは仏教徒がたくさん死ぬような事件があると嬉々として日記に書いているらしいですから、宗教というのは恐ろしいものです。

       キリスト教とイスラム教(ともに原理主義者)の戦いは、一神教同士ですから余計に相容れないのはわかっていますが、なんとか融和のみちはないものでしょうか。私は別々の惑星に分離するしかないと思いますが。


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