06.06.30(金) 


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      ◆医師の逮捕

       福島県立大野病院で起きた帝王切開手術中の死亡事故で、執刀医が業務上過失致死と医師法違反の罪 で逮捕・起訴されました。

       帝王切開の手術中、女性が癒着胎盤と知りながら、子宮摘出をせずに胎盤をはがしたところ、結果的に失血死させてしまったのですが、通常の医療行為をして院内で衆目のうちに逮捕されました。

       失血死したのは確かに輸血の指示が遅れたこと、準備不足であったことが原因でしょう。

       大量出血はどんな出産でもおこり得るので、想定外の出産で死なせてしまってもやっぱり罪になるのでしょうか。

       多量出血に備えて有り余るほど血液ストックを有している病院なんて今時どこにもないので、病院の罪を追求するのならわかるのですが。

       「輸血もっとストックしておいてよ」と医師が言っても、病院長や事務長から「もっと病院の経営のことを考えんかい」と叱られるのがオチです。

       いずれにしろ遺族が民事で訴えればいい範疇です。

       今回は起訴した福島地検は明らかにやりすぎです。逮捕も見せしめのように、逃亡する気のない医師を職場で逮捕しました。ドラマでも撮っているつもりでしょうか。

       最近、日本の司法が狂ってきていると思います。

       逮捕状を出した検察側の責任者の名と顔をさらし、ものの是非のわからない人間は今後一切他人の処罰に関われない立場に追いやる(=懲戒免職する)ことも考えるべきかもしれません。


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