06.10.04(水) 


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      ◆読書

       「歴史に消された18人のミステリー」(中津文彦;PHP文庫)

       周到な準備、密接な連携、奇策の3要素が興隆の条件と説く、小説家中津氏の著作。

       逆に滅亡の条件は前2つを欠いた奇策ということです。

       つまりこれらの3条件を欠いたためか、歴史の表舞台に立てなかった人たちの話。とは言っても織田信長、平清盛、徳川家康なども挙がっているので、全部にはあてはまりません。

       義経がなぜああまで兄頼朝にねたまれたかという分析は秀逸ですね。すべては頼政が悪いのね。

       伊達政宗がなぜ徳川幕府に副将軍格として一目置かれたのかも解明。ま、大河ドラマ「独眼流政宗」でわかっていたけどね。ドラマも正しいことがあるのだ!?

       なぜ小栗上野介が赤城埋蔵金の仕掛け人にでっちあげられたのかも面白いです。江戸幕末の経済状況はすでに破綻していたので、現在の日本と重ね合わせて読んでしまいました。竹中さんも首を落とされるのでしょうか? その前にぜひ埋蔵金を!

       徳川斉昭、藤田東湖、河田小龍などは確かに影が薄い。歴史に押しつぶされた(東湖は別のものに押しつぶされて死にましたが)。


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