06.10.14(土) 


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      ◆夕張市

       破綻した夕張市ですが、メロンだけではさすがに食っていけないようです。

       何か産業がないとね。

       炭鉱で栄えた町ですが、炭坑関係者の多い住民に手厚い保護をしていたのが破綻の原因の一つ。意味のない観光施設を多数作って運営費も出せなくなったことが一つ。

       石炭に関しては当時の石炭採掘会社のうち現存しているのが1社もないことからわかるように、当時の親会社は国の石油への切替に何ら前向きの対抗策を講じず、政治家にワイロを渡して補助金をもらう方向を選択していきました。
       自らを助けるより国に寄生することを選んだわけです。自生より寄生を選んだわけ。生物学的に言うと宿主に対してもっと従順にならないとね。宿主にとって負担になった時点で殺されても文句は言えません。ということで炭鉱会社は絶滅したわけです。

       夕張市は寄生のみの道でなく、自らを助けようと観光産業に足をつっこんだようですが、もともと何も観光施設のないところにビジョンや根拠のないものを作っても客は来ません。

       その土地が住民を養う力(マナ?)を失ったわけですから、住民が他の土地に移るのは直立原人の時代から当たり前のことですね(というか草食動物では本能となっています)。

       残酷なようですが、メロン農家さん以外の人は夕張市以外の土地に移って今までの閉塞状況を打開し、新しい人生を送られた方がいいような気がします。

       どうしても残りたい人たちは強力なコミューンを作って共同生活をするのがいいのではないでしょうか。農家以外の郊外居住者を市の中心に移して除雪エリアを減らすとか効率化を進める必要があるのでは。
       その共同体の中でボランティア活動を生かしながらコストをかけないでも明るい社会を作れるのではないでしょうか。

       世界の中ではここよりもっと貧しく過酷な環境で暮らしている人たちもいますから、結局は日本人が贅沢になりすぎたのが最大の原因かもしれません。

       ニュージーランドなら自然が豊かで住みやすく、年収 200万円ちょっとで豊かな暮らしができるそうですから。


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