06.10.22(日) 


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      ◆iPS細胞

       人間の細胞は受精直後の1つの細胞がどんどん分裂して、分化してそれぞれ特有な機能を発する体細胞(皮膚や臓器、筋肉、神経など)を作り出すわけです。

       分化していくにつれ分裂能は低下しますが、最近、分化した体細胞から未分化な細胞に戻すことができるようになりました。こうして作り出した未分化な幹細胞を iPS細胞と言います。

       DNA は全ての細胞でほぼ共通ですが、転写 RNA が読む部位が異なるために分化した細胞ができるのです。ですから体細胞の DNA に幹細胞になるための RNA を入れてやれば体細胞が幹細胞(iPS細胞)を作り出すことができるのだそうです。

       となると、皮膚の一部から内臓を作ることができるようになるかもしれません。

       他人の受精卵を殺さずに、自分の皮膚から作った臓器を使用できれば倫理的問題なしにさらに長生きできますね。

       誰ですか、皮膚から作った自分に仕事をさせて自分は遊ぼうなんて考えている人は? それじゃ孫悟空じゃないですか。孫悟空は毛から分身を作るのでハゲたら終わりですが、皮膚のみならず体の一部が残っていればいいので、孫悟空よりすごいわけですね。

       これじゃあ、脳が死なない限り人間はなかなか死ねませんね。

       そうなると名実ともに「脳死=人の死」になるわけです。

       え、脳みそに iPS 細胞をまぶしておくと大丈夫かもって?


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