07.03.09(金)


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      隠れ脳梗塞の欺瞞

       人間ドックで隠れ脳梗塞という言葉がはやっているようです。

       この前 TVでも報道されていました。

       MRI を撮って、ただの慢性虚血性変化かあるいはわけのわからない信号変化を「隠れ脳梗塞」と名づけているようです。

       必ず脳梗塞になるかどうかわからないもの(高齢者の多くに見られる軽微な虚血性変化)や、脳梗塞と関係のあるかどうかわからないものを「隠れ脳梗塞」と名づけるのは、医学者としての立場よりマーケッターとしての立場がかいま見えます。

       人間ドックの脳梗塞クライテリアにはそんな言葉はないので単なる造語でしょう。営業上の造語でしょうね。流行らせてマスコミをうまくノセて、うまくいけば人間ドックの脳梗塞クライテリアに載せてしまえば、どんどん儲けられますから。

       ま、こういう欺瞞は内科の学会が正常血圧や正常血糖値の上限を下げたりしたのと同じことで。それらよりははるかにカワイイのですが。


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