07.03.12(月)


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      ◆厚生年金

       厚生省(現 厚生労働省)を肥え太らせるための年金のことです。

       というのは冗談ですが、国民年金に比べ明らかに不利なのに「掛け金の半分は事業主持ちだから有利」という誤解が蔓延しています。

       厚生年金や共済年金の掛け金は 15%くらい(現在は 14.642%ですが、これから漸増して最終的には 18%ちょっとに上昇でしたっけ)です。

       たとえば事業主が雇用者に月 100万円(ワオ!)の給料を払うとすると約 15万円の掛け金が必要です。このまま給料として 100万円渡すと雇用者は 7.5万払いますが、事業主もこの 100万円とは別に 7.5万円国に納めなくてはいけません。つまり 107.5万円も必要。

       この 7.5万円をどこから捻出しているのでしょうか? 当然貴重な儲けから出せるわけがありません。

       あなたが事業主になったら当然次のように考えるでしょう。

       雇用者の年金のために払うのだから、雇用者の給料を削るのがスジ!

       そして実際の事業者 100人を集めて訊くと、こう言うでしょう。

       「他にどういう方法があるんだい!?」

       つまり、本給を 93万円にして事業主と雇用者が 6.975万円(7.5%)ずつだしあうことにするわけです。
       事業主はこうすることによって 107万円かかるところが 99.975万円の出費ですみます。
       雇用者は「事業主が半分出してくれた、いい人だなあ」と誤解するわけです。

       完全なうそっぱちですね。これは雇用者に本来 15%もピンハネしていることを意識させないための悪巧みです。このしくみ(単なる口上のみでコストフリー)を考えたお役人は悪魔のように賢い人ですね。

       サラリーマンは「半分だけ負担」だから得と思いこまされているのです。だから
      文句も言いません。ほんとうは全額負担なのに、
      なんとおめでたいことよのぉ、越後屋、おぬしも悪よのぉ。いえ、お代官様ほどでは、の現代版なのです。


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