07.03.19(月)


     25万 6200ヒット! どうもありがとうございます。

      ◆グロソブ

       グローバルソブリンオープンという投資信託があります。特にお年寄りに絶大の人気を誇っています。

       毎月分配金が出るからです。

       この投信が利益を生めば普通分配金として、利益が十分に出なければ特別分配金として出ます。
       普通分配金とは利益からの分配金として、課税対象となります。特別分配金は投資元本の一部払戻しに相当するため、非課税です。

       投信が利益を出している間は、基準価格は上がるし、毎月お小遣いは出るわでいいことばかりのようですが、分配金を支払われるときにゼイキンが天引きされます。毎月受け取る人はいいのですが、人によってはそれを再投資するひとがいます。これって毎月分配の効用を受けているのは国だけということですね。

       投信が利益を出せないときは、基準価格は下がるけれど、毎月お小遣いは出ます。この場合はゼイキンは引かれませんが、自分のお金を引き出しているだけですから、当たり前ですね。これを再投資する人はリクツからはいないはずですが、結構いまらっしゃるようです。出してまたそのまま入れる・・・
       余分な事務作業が発生している(コンピュータの自動計算ですが)ので、この分のコストが信託報酬などに上乗せされているはずですね(その分さらに基準価格が下がる)。

       つまり、運用が思わしいときも思わしくないときも、わざわざお金を取り崩して複利効果を阻害しているだけのクソ投信ですね。中身もひどければ、名前もゲロシャブのようで最悪。

       私は全然買う気が起きませんが、ナゼか盛況のようです。

       こんな欠陥だらけのものを売り出そうと最初に企画した人はよっぽど大衆がバカであることを見抜いていたのでしょう。金融のプロの人はこんなものが売れるわけはないと思っているはずですが、よく審議に通って世に出ましたね。

       考えた人は天才か悪魔でしょう。


ホームページへ

 

パソコン日記