07.04.09(月)


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      ◆読書

       「消えた義経」(中津文彦;PHP文庫)

       平家打倒を果たした義経を煙たく思った頼朝は義経追討の命を下しました。ついでに、というかこちらが主目的だったと思うのですが、全国に地頭を置くことに成功。

       うまく奥州平泉に逃げた義経。藤原泰衡では抗争に明け暮れてきた広域暴力団鎌倉組の侵略をしのげません。そこで義経を総大将にして対抗する・・・というはずが、誰もが知っている結末になるわけです。

       しかし、昔から義経は平泉を脱出して北へ向かったという北行伝説があります。大陸に渡ってジンギスカンになったとか、愛新覚羅氏の祖になったとかいう話がありますが、この小説の落ちは違います。

       ほんとにストンと落とされますので、ご注意を。


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