07.05.11(金)


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      ◆お産の崩壊

       日本はお産のできない県があります。
       と言うと、アフリカ人は考えられないと言うことでしょう。
       どっちが未開なのかわかりません。

       どうしてこうなったかは産婦人科医が激務のために減っているからです。若い人が激務を嫌って産婦人科医、特に産科医にならなくなっているのです。

       私の京大の同級生で産婦人科医になった者はもう2人死んでいます。

       「こちらが死ぬ前に辞めなくては」と思い、「夜のお産をしたくないので自分の意志でお産の時間のコントロールができる」お気楽開業に走る人も増えています。

       その結果、病院に勤務する医師の労働はますます激しくなり、夜間の飛び込みお産を受けられなくなっています。結局たらい回しで隣の隣のさらにそのまた隣の都道府県の病院に運び込まれることになります。

       これも福島事件が深く関わっています。原因ではなくとどめを刺した格好ですが。
       福島事件とは帝王切開手術で患者を出血死させたとして福島県立大野病院に勤務していた産婦人科医加藤克彦氏が2006年2月に福島県警により衆目のもとで逮捕された事件です。ほとんどの手術は術中死のリスクは0には減らせません。相手は人間でどんなことも起こりえます。
      手術死をさせるなというのは手術をするなと言うのに等しいのです。
       
      これでは危険な手術にチャレンジする医師は全くいなくなるばかりか、産科医がガタ減りになって子供が産めなくなる国になってしまいます。実際多くの県でなっています。

       「福島県警の当時のトップは市中引き回しの上に磔」とはいきませんが、この問題が起きる際は毎回名前と写真をTVで放映するくらいのことはしないと、警察やアホ検事の暴走を止められなくなると思います。福島事件のような常識を大きくはずれたスタンドプレーをした場合は、ちゃんと責任を取らせないとね。

       多額の税金を使って、オノレの誤った正義感(正義の解釈はそれぞれの人で違います)を振りかざしていい格好をしたいだけのエセ正義の味方には消えてもらいたいものです。


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