07.08.31（金）

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◆読書

　「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」（武田邦彦；洋泉社）

　この本によると先進国の森林は増加しているのに対し、開発途上国の森林は減少しています。
　先進国の森林はこの15年間で１％増加しましたが、開発途上国の森林は７％も減少しています。
　先進国の森林伐採のうち14％がパルプに加工され、開発途上国のそれは 2.5％だそうです。

　森林というのは植林したらその分伐採しないとどんどん荒れていきます。

　上記の統計から紙のリサイクルを奨励しても開発途上国の森林の減少にはあまり効果がないこと、リサイクルしすぎると先進国の森林が荒れてしまう可能性があること（すでに北欧でそれが起きているようです）がわかります。

　だから紙をムダにしていいと言うわけではありませんが、熱帯雨林を守るには開発途上国の森林開発問題に取りくまないといけないということです。