07.10.06(土)


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      ◆バイオエタノール

       バイオエタノールと言っていますが、我々が飲むほとんどのアルコールは糖分を発酵させて造っているので、ほとんど「バイオ」エタノールではないのでしょうか。バイオでないエタノールって?

       しかし・・・それを車に飲ませるのなんてもったいないですね。

       それはそうと、穀物や芋など食材を材料にしてバイオエタノールを作ると食材が値上がりして、まずいですね。エタノールの材料は糖(でんぷん)。ですからでんぷんのたくさん含まれている穀物や芋を材料にするとエタノールがたくさん得られるわけです。でもこれは人間サマの食べものを車に食わせているようなもの。

       そこで日本では廃材や生ゴミを原材料にしてバイオアルコールを作る研究を進めています。生ゴミはその中のでんぷんや糖を使うわけですが、廃材を使うとはその主成分のセルロースを原料に使うという意味です。つまり紙やぺんぺん草なども材料になるということです。人間サマの食べないものを材料にするわけで、これは画期的。

       ゴミを材料にする場合も、どうせ燃やすものですから、その全てではないものの一部からアルコールを作れれば、こんなにいいことはありません。

       そうしたらゴミもなくなるのでは?と思ったあなた、甘いです。ゴミをアルコールに変えたあとにもさらにゴミが残るでしょう。カスの中のカスですね。

       それから何か作れたら・・・もし成功したらすごいでしょうね。


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