07.12.08(土)


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      ◆読書

       「この一冊で読んで聴いて10倍楽しめる!クラシックBOOK」(飯尾洋一;王様文庫)

       CLASSICA主催の飯尾さんの書いたクラシック紹介本。

       ヨハン・シュトラウスII世の項。

       父一世はヨハン(II世)ら6人の子を置いて離婚、新しい女のとこに行き、そこで7人の子を設ける、というのは有名な話です。

       あ、そうそう、父の最大のライバルであったランナーの曲は DENON の「南国のバラ」で簡単に聴けます。南国のバラはII世の作品ですが。

       おっと脱線。父の最大のライバルであった長男のII世。父が病死した後、その名声を引き継ぎ、というか圧倒的に人気を追い越してヨーロッパ中の大スターに駆け上がったのは才能、努力のたまものでしょう。弟もスン晴らしい曲を作っていますが、兄のぶっちぎりの優勝です。

       ウィーンナワルツは当時の流行歌(というかポップミュージック)でしたから、よく考えれば父の跡をそのまま継ぐというのは非常に不思議なことですよね。藤圭子とヒッキーが同じ音楽のジャンルで成功するようなものでしょう。

       残念なのはワルツとかポルカが多くて、オペラも書いていますが、交響曲はない。
       
      「ウィーンの森の物語」 Op. 325は交響詩に分類されることもありますが、ヨハン・シュトラウス作の交響曲ってのも聴いてみたかったですね。題名は交響曲「ウィーン」になるに決まっていますが。


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