07.12.17（月）

---

　27万 2700ヒット！　どうもありがとうございます。

◆読書

　「この一冊で読んで聴いて10倍楽しめる!クラシックBOOK」（飯尾洋一；王様文庫）

　ＣＬＡＳＳＩＣＡ主催の飯尾さんの書いたクラシック紹介本。

　「音楽の父」ヨハン・セバスチャン・バッハ（J・S・バッハ）は才能の割に職や地位には恵まれませんでした。商才がなかったのです。商才あふれるヘンデルと大違いで、同時代の人にはヘンデルはスーパースター、バッハってなにそれという感じだったわけです。

　今では「小バッハ」（小小川？）と呼ばれている次男のカール・フィリップ・エマニュエル・バッハ（C・P・E・バッハ）が王の伴奏者として有名になり、ようやく、J・S・バッハはエマニュエルの父でオルガンの即興演奏者だったと知られるようになったと言われています。
　そのころは「大バッハ」とはカール・フィリップ・エマニュエルのことだったらしいです。同じヨハンのシュトラウス家と事情が似ていますが、あそこは親父も当時そこそこ売れていたので、だいぶ違いますかね。

　中バッハはいないのかって？ なんでも、チューバッハはハン・ソロという芸人とコンビを組んで、放浪の旅をしていたらしいですよ。