08.01.19（土）

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◆木炭について

　備長炭はきれいですね。断面がキラキラして、叩いた音が美しい。

　炭というのはなんとも不思議なものですが、木材を炭化してつくります。

　通常木材などの炭素化合物は燃焼されるとその炭素は周囲の酸素と結合して二酸化炭素となってしまい、灰しか残りません。
　しかし、酸素を遮断した状態で加熱を行うと、炭素化合物は分解して炭素のみは残るのですね。この現象を炭化と呼びます。
　木炭は木材の炭化によって得られます。

　石炭は古代の植物が土を被って酸素が遮断された状態で地熱によって加熱された事で炭化したものとされていますから、結局は木炭と同じようなものです。

　だから木炭と石炭とは本来そんなに変わらないものなのです。誰ですか、木と石（土）だから全然違うものだと思っていた人は？
　木と土の間の秘められた関係・・・　なんか意味深です。

　私は木と土の間にあるもの（金）のほうがもっと好きですが。