08.02.20(水)


     27万 7700ヒット! どうもありがとうございます。

      ◆高学歴ワーキングプア

       最近、こういうタイトルの本が出ています。ワーキングプア全体が高学歴というのではなく、ワーキングプアの中には変に高学歴(大学院以上)な人がいるということです。

       最近は文系の博士課程が増員されています。卒業しても、研究職の枠は増えていないので、当然「博士様」が巷にあふれますが、一般社会には彼らの職はありません。
       経済関係ならシンクタンクや企業の経済研究所などがあるかもしれませんが。

       こうなってしまった背景には当時の就職難があります。いわゆるロスジェネですね。
       職がないので技術をつけようとするのは正しいのですが、技術ではなく「学」をつけてしまったのですね。就職には直接関係のない・・・

       へたに高学歴になってしまうと、一般の企業はかえって使いにくいでしょう。経済関係ならともかく、それ以外の文系では。
       くどいようですが、そんな博士号より MBA(最近は価値がなくなってきたようですが)の方がはるかに有利です。

       ということで高学歴で無職の人が増えているそうですが、最初からこういう事態は予測できなかったのでしょうかねえ。彼らを有効利用する方法はないでしょうか。
       たとえば世界のボランティア活動に国費補助で出すなどはいかがでしょうか。


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