08.07.25(金)


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      ◆病院

       日本の医療危機を救うのには、一つ一つの病院を救うのではなく、地域の病院ネットワークをひとつの病院機構として総括的に構築しなおさないといけないと思います。

       個々の病院をそれぞれ建て直すというのはリソースが充分な場合に限られます。限られたというか不足している医療スタッフ、医療費を互いにとりあっていては問題は解決しません。

       昔は大きな病院がひとつの地域に2つも3つもあっても、どれも横並びで、あっちはこうだからうちの病院もこうしようとか、単に周りとあわせようとする安易な考え(日本人に多い!)の病院長が多かったようです。

       私がいた市民病院でも近くの日赤病院、社会保険病院などとはりあっていましたが、病院長が話のわかる人に代わって、他の病院で充分足りている機能のところは止めようということになりました。

       一例として放射線治療があります。当時は旧式のコバルト装置しかなくて、常勤医でなくて週一回のバイト医師で放射線治療を実施していました。国の制度が変わってコバルト装置が使えなくなったときに、放射線治療から撤退することにしました。それもほかの病院でできるからですね。

       必要な病院機能を地域レベルで満たすことが最低限の目標でしょうね。お産しかり、救急しかり、です。


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