08.08.07(木)


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      ◆読書

       「点と点が線になる日本史集中講義」(井沢元彦;祥伝社黄金文庫)

       井沢先生が、日本の歴史学の問題点を指摘しています。

       専門がものすごく狭く、全体を俯瞰できる人がいない

       専門が狭く深いほど、ライバルが少なくて、すぐに第一人者になれるからです。

       要するに歴史学会は職人の集まりのようなもので、視野がものすごく狭い。というか視野が狭いほうが尊敬されるのです。批判されることも少ないですし。

       「独自の視点で・・・」とも言われます。

       そりゃ、自分しか専門家がいない状況ではなにを言っても「独自の視点」になるでしょう。

       こういうヘンな状況は歴史学に限りません。

       我々医師の世界でも、誰もやっていない狭い範囲をやっている人ほど尊敬されて出世します。

       でも世の中にはあまり役にたたないものが多かったりします。^^;


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