私は他人の知らない作曲家の曲を聴くことに結構執着します。
ブランカフォートはスペインの作曲家です。「鳥の歌」で有名なあのカタロニア地方出身。
この中のピアノ曲はどれも民族色豊かでいながら素朴な旋律なのですが、しみじみほのぼのとした情感に溢れています。
特にモンポウ(フランス人とスペイン人とのハーフ)やサティの好きな人ははまってしまうでしょう。前者とは明らかに同系統です。
それもそのはず、ブランカフォートは若いときにモンポウと交流があり、かなり影響を受けているようです。
モンポウ好きなワタシもブランカフォートの方が好きになってしまいました。
彼は自動ピアノの一種であるピアノラの演奏用ロールの作成を通じて音楽を学んだという異色の経歴のようです。今風に言えば、楽器は弾けないが、パソコンで音楽を作る人のようですね。
Naxos ではこの全集はモンポウと同じく第4集まで出ています。全部買いましたが、この1が最もすばらしいです。ほんとです。買っても絶対ソンはないと思います。