どうして笑顔が発生したか。
これはサルにも見られるのですが、「劣位」の表情というのがあります。
相手より私は弱いですよ、ケンカをするつもりはありませんよ、という卑屈な態度です。
シッポがあればシッポを下げたり、丸めてまたに挟んだり、シャッポを脱いだりするのでしょうが、シッポがなくなったり、短くて相手から見えにくくなったりしたちょっと高級なおサルさん(人間の祖先ね)は、顔であらわすようになっていった、ということ。
そうできなかったヤツはどんどん争いに巻き込まれ、死んでいったものと思われます。「不器用なヤツですから」とか言いながら。
ということで、「劣位」の表情が笑顔に発展していったと言われています。
卑屈な苦笑いが笑顔に進化した。ヒクツもいいもんですね。