以前も書きましたが、黄砂には興味があります。
黄河文明の生まれた黄河下流域から黄河を遡っていくと、黄土高原に至ります。
このあたりが黄砂の生まれ故郷ですね。
もとは植物も多かったのでしょうが、この数千年間というもの、戦乱や森林伐採や開墾、羊の放牧などによって環境は破壊されていき、土壌が流失していきました。ひどいところは火星のように水のない運河が縦横無尽に走っているとか。
植物がないので土壌がむき出し。なので、黄砂は風が吹くと舞い上がり放題です。
黄砂はかなり長い旅をします。朝鮮半島でかなり地面に落ちるのですが、それを超えると九州まですぐにたどりつきます。
日本の各地でだいぶ落下するのですが、残りは砂の粒子が小さく、大気中をどこまでも漂っていきます。
この黄砂にいろんな物質や細菌、胞子などがついているのです。
まるで風船バクダンのようですね。
なにかに役立てばいいのですが。