「脱税ハンドブック」(大村大次郎;データハウス)
もうすぐ脱税の季節、いや確定申告の季節ですね。
この本は、元・国税局職員の大村益次郎ならぬ大村大次郎さんの本。
国税庁、国税局、税務署という縦の関係がなんとなく理解できました。
脱税の仕方とかの指南書ではありませんが、脱税をあばく方法は書いてあります。^^;
学校関係者の脱税は多いそうです。なかなか捜査にも入れないとか。ウラグチ入学金なんかは表に出ない、すなわち脱税をせざるを得ない金ですし、寄付金もそのかなりの部分は着服されているもよう・・・
大企業は交際費が経費算入できないので裏金を作る必要から脱税することが多いそうです。製薬会社もそうですね。
サラ金は相手先が偽装倒産したなどで貸し倒れが発生したことにすることが多いそうです。
農家は構造的に脱税が可能な業種とは。
なかなか勉強になりますが、脱税ってばれやすいものなんですね。