09.03.30(月) 

 


     29万4300ヒット! カウンタが壊れていますが、どうもありがとうございます。

    ◆ダーゼン

     セラチオペプチダーゼという蛋白分解酵素を飲み薬にした薬が武田薬品から出ています。飲んだら吸収されて炎症部位に到達して酵素作用で炎症物質を分解するのだそうです。

     最近は市販の風邪薬のCMでも「セラチオペプチダーゼ配合」と強調しているものがありますよね。

     このクスリ、大昔に承認されていて、私も研修医時代に患者に処方したことがあります。

     しかし、よく考えれば、セラチオペプチダーゼ自体がタンパク質ですから、服用すれば胃や腸でアミノ酸まで分解されて吸収されるわけです。アミノ酸は酵素活性はありません。つまり、このセラチオペプチダーゼそのものが血流に乗って患部に到達するはずはありません。よって効くわけがありません。

     なんでこんな非科学的な(インチキ科学的な)ものが承認されているのでしょうか。

     ここからは推測ですが、武田製薬の昔の医師に対する接待はすごかったので、治験データを捏造・・・あわわ手心を加えた医師がたくさんいて、厚生省にも効き目のあるクスリを使ったりしたのではないでしょうか。



 

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