09.04.08(水) 

 


     29万4300ヒット! カウンタが壊れていますが、どうもありがとうございます。

    ◆胸部レ線

     ちょっと大袈裟に言ってしまいます(例外もあります)が、

     肺癌のうち腺癌の早期は薄いすりガラス影であることが多く、レ線では通常見えません。症状もないです。
     肺癌のうち扁平上皮癌の肺門型の早期はレ線でやはり見えません。喀痰細胞診でわかることがありますが。
     肺癌のうち扁平上皮癌の末梢型の早期はレ線でも見えることがありますが、炎症との鑑別が難しいです。

     つまり、早期の肺癌を見つけるのにレ線はほとんど無力です。
     CT を持ってこないと「負け戦」です。

     レ線でもわかる肺癌はほとんど手遅れのものが多いです。
     手遅れのものを症状がないうちに見つけられても「余計なおせっかい(知らない方がよかったのに〜)」になります。

     「早期肺癌発見が目的の検診は CT でやらないと無意味」だと思っていたほうがいいです。

     日本の検診で胸部レ線が撮られたのは結核発見のためであって、早期肺癌発見のためではありません。
     結核は進行速度も遅いですし、レ線にも写りやすい形をしているものが多く、レ線でもまにあっていたのですが、肺癌検診が始まったときに惰性でレ線を採用したために、「胸部レ線で肺癌が簡単に見つかる」というたいへんな誤解が国民の間にまかりとおっているのです。



 

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