09.05.19（火）　

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◆読書

　「隋唐演義〈2〉隋の煬帝ノ巻」（田中芳樹 編訳；中公文庫）

　隋が滅んで唐が起つ。あの魅力的な時代を脚色した大小説です。

　今回は前回の主役の秦叔宝は脇役で、主役は煬帝です。死ぬほどのゼイタクがしたくて父親を殺した、あの煬帝ですが、この本では本妻、妾を数十人、公平に愛して愛しつくしたエロオヤジとして書かれています。

　周りでは乱世の梟雄が並び立ち、群盗が跋扈しても、このエロオヤジのまわりはまるで桃源郷。

　最後は部下に絞め殺されます。

　まるでどこかの国の総理大臣のようですね。