「井沢元彦の世界宗教講座」(井沢元彦;徳間書店)
私の家は浄土真宗です。カミサンも同じです。
私の一族は鹿児島におり、遠く離れて住んでいた我が家は、親父が死ぬまでは法事などほとんど縁がありませんでした。
仏像は好きなのですが、宗教についてあまりに無知でしたので、BOOK・OFF
でこの本を見つけて即ゲットしました。井沢さんの話はわかりやすくておもしろいですから。しかも
105円。
儒教について書かれている部分がおもしろいです。儒教は宗教と言うより哲学(だから儒学と言います)です。日本では徳川幕府が政治のために利用しましたが、幸いあまり定着しませんでした。幸いと言ったのは儒教は差別を基本とするからです。
韓国は儒教を国是としているから大統領などは必ず汚職してしまうわけです。なるほど、これは卓見ですね。
もともと百済のあった地域が今でも差別されている理由も書かれています。1000年以上も変わらない、この不変さ(悪く言えば進歩のなさ)も儒教の特徴ということです。私が言ったのではないですよ、この本に書いてあります。