09.06.03(水) 

 


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    ◆読書

       「死因不明社会」(海堂 尊;ブルーバックス

       解剖をすれば死因が不明ということがなくなる(全部ではないですが)。でも解剖は時間と手間とお金がかかる。お金は厚生省は出さない。ということで、著者はエーアイを勧めています。

       エーアイと言っても、CTやMRI でご遺体の画像診断をするだけです。

       客観的な情報が得られるので、それを臨床にフィードバックできて医療の発展に役立ちますし、正確な死因統計がとれて国民の公衆衛生に役立てられます。

       日本には CT、MRI はたくさんあります。夜間を活用すれば現状の体制で、ほぼ全部のご遺体を調べることができるのです。

       問題は誰がその所見をつけるのか、です。ひょっとしたら放射線科医は夜中も働け、ですかね。



 

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