「隋唐演義〈5〉玄宗と楊貴妃ノ巻」(田中芳樹;中公文庫)
最終巻は玄宗皇帝と楊貴妃の時代。
とうとつに東京が出てきたと思ったら洛陽のことでした。
安禄山の乱は中国史上最大規模の反乱だったようです。あのただのブタにそんな大それたことができたのも、平和が長く続きすぎて軍隊が弱体化していたからですね。
楊貴妃ねえ、隋の王室と同じ姓の楊一族が唐に復讐していたものだと思っていましたが、この物語ではもっと複雑な経緯になっています。ま、作り話ですが。
とりあえずこれでおしまい。
しかし、この頃の日本は未開のムラを脱したところでしょうが、やっぱり中国ってスゲーと思ってしまいます。