09.06.29（月）　

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◆読書

　「日本の「医療」を治療する!」 (武井義雄；日経プレミアシリーズ新書)

　著者はかなりお年を召した医師です。アメリカで長く滞在しておられたので、またアメリカかぶれのトンデモ本かと思ったのですが、しごくまともな内容でした。

　アメリカの医療は経済面では無茶苦茶ですが、教育面では充実しています。日本の医療が専門家ばかりを作り続けてきたことが、今日の医師不足に繋がっているのです。専門家というより専門バ家ですね。

　これから若い医師には一般家庭医学を研修してもらって日本の医療を崩壊させないようにがんばって欲しいです。

　我々専門バ家教育しか受けなかった古い医師は、自分の得意なことを何人分も働くことによって貢献するしかありませんね。