Pentium の廉価版という位置づけで始まったこの
CPU のブランド、「安くて速くて安心ね〜」ということで結構お世話になってきました。
Wikipedia でその歴史がわかりますが、会社の戦略によって運命を左右されてきたかわいそうなヤツ(それとも女?)なのです。一次は社会から抹殺されましたが、ファンの熱い声援により復活しました。
Celeron と言っても、内部の構造(アーキテクチャ)により大きく3つの世代に分けられます。P6マイクロアーキテクチャ世代、NetBurstマイクロアーキテクチャ世代、Coreマイクロアーキテクチャ世代です。
初代 Celeron はP6マイクロアーキテクチャ世代の Covington コアのもので動作周波数はなんと 0.266
GHz。私の最初に使った Celeron はP6マイクロアーキテクチャ世代の次の Mendocino コア(Centrino ではない)の 0.533GHz
のものだったと思います。
グラフにある Celeron
1.1GHz はP6マイクロアーキテクチャ世代最後のコアである
Tualatin-256K のはずです。
その下の Celeron
2.6GHz はNetBurstマイクロアーキテクチャ世代の Northwood-128K コアのものになります。グラフの形が他の
Celeron とは違います(むしろ他社の Athlon 64 X2 に似ています!)が、アーキテクチャの違いによるものです。
Celeron E1200 は Coreマイクロアーキテクチャ世代の
Allendale-512K コアになります。Pentium
E2160 の Allendale の機能縮小版のコアです。
Celeron E3200 はまだ実測していないのでグラフにありませんが、この世代の新しいコア(Wolfdale コア)ですので、同じコアの Pentium
E5200 と同じような感じ(動作周波数は 0.1GHz 低いですが)になるでしょう。