Celeron は内部の構造(アーキテクチャ)により3つの世代に分けられます。P6マイクロアーキテクチャ世代、NetBurstマイクロアーキテクチャ世代、Coreマイクロアーキテクチャ世代です。
Celeron 1.1GHz は P6マイクロアーキテクチャ世代最後のコアである
Tualatin-256K、Celeron
2.6GHz は NetBurstマイクロアーキテクチャ世代の Northwood-128K、Celeron
E1200 は Coreマイクロアーキテクチャ世代の
Allendale-512K コアです。
動作周波数が違うので 1GHz あたりの演算性能に揃えて比べてみましょう。
絶対性能は Tualatin-256K よりも後の世代の Northwood-128K コアのほうが上ですが、動作周波数を同じにすると実は逆なんです。
つまり NetBurstマイクロアーキテクチャはひたすら動作周波数を上げることによって性能向上を図ったアーキテクチャ(動作周波数を上げやすいアーキテクチャ)ということです。
しかしもうこれ以上は動作周波数を上げることが難しくなったので、動作周波数あたりの効率を上げることによって性能向上を図らざるをえなくなり、Coreマイクロアーキテクチャが生まれました。
それにしても NetBurstマイクロアーキテクチャ の6.3倍の効率があるなんて!