終末医療の間違いではないの? と思われるでしょうが、週末でいいのです。
この前テレビのドキュメンタリーを観ました。週末に僻地医療をする医師たちの話でした。「週末は僻地医療」のことです。
東京で開業している眼科医が週末に飛行機で東北の僻地に行って診療し、白内障の手術までする、というものでした。
医師が全然いない、あるいは来ないより、週に1日だけでも来てくれたら無医村の人たちは助かるはずです。
その眼科医は「都会の患者と田舎の患者は症例の分布が全然違うので、自分の勉強になる」と言っていました。
気分が変わってストレス発散の効果もあるのではないかと思います。
我々画像診断医も1カ所の病院に長く勤めていると、症例がどうしても偏ってしまいます。整形外科関係や脳外科関係は全く読影しないとか、結構あるのです。
そういうのを長く続けているといわゆるツブシが利かなくなって、病院を移ることが怖くなってしまいます。
ということで、週末には他の病院の仕事をしましょう。
遠隔画像診断なら毎日複数の病院を担当していますので、自然と幅広い読影ができるようになります。
飛行機で行かなくても実践できるとは、飛行機恐怖症の私にはありがたいことです。
インターネット経由で高速でビュンビュン画像が飛んでくる。
「週末は医療」ではなく、シューマッハ医療ですね。