「オーケストラは素敵だ」(茂木大輔;音楽之友社)
N響の首席オーボエ奏者の茂木さんの本で、「パイパーズ」という雑誌の連載をまとめたものです。中公文庫にも収録されているロングセラーですね。
最初に各楽器の紹介がありまして、これが裏話満載で面白いです。
ヘッケルホーンは見たことがありませんでした。
コントラバス・クラリネット(これで一つの楽器)はたまに見ますが、紹介文が面白いです。
あとバイオリン奏者と管楽器奏者の養成コストの違いがあけっぴろげに書かれていて、ああなるほど、と。
留学中の苦労話も面白い。オケマンで食おうと思ったら大変ですね。
文章が軽妙洒脱で、オヤジギャグ付きの大サービス。続編もあるようなので期待しましょう。