このスキャナは定番シリーズの最新作ですが、これまでの製品とは一線を画す進化を遂げています。
それは撮像素子。
このようなオートシートフィーダー付きのスキャナはペーパーハンドリングが安定していて、原稿を一定の至近距離で読み込めるので、CIS
という素子が使われていました。安価だからでもあるからですが、問題は画質が低いことです。階調性が低いので、きれいな写真を取り込んでも、わら半紙に刷ったズズ黒のモンタージュ写真のようになってしまうのが常でした。
しかし、このスキャナ、ついに CCD
を搭載。デジカメと同じ素子です。きれいな写真はきれいなままで取り込まれるようになりました。
本に印刷されたレントゲン写真が読影できるように取り込めるようになったのはこの
S-1500が初です。
つまり、初めて放射線科診断医が満足できるものができたのです。