遠隔画像診断はもともと離島や寒村など遠隔地の医療を充実させるために始まりました。
いまでも自治体主導のものはこれがほとんどです。
これに対して民間の遠隔画像診断はこれ以外の部分を補うことを目標に始まりました。
一人の医師が解決できる病気は数少ないものです。すべての病人を診れる人はいませんし、内科医や外科医は診断よりも治療をまず学びます。治療のできない内科医や外科医などは存在価値がありませんから、どうしてもそちらが偏重されてしまいます。
特に画像診断などヘンな診断技術はなかなか身に付きません。
ということで一般の病院の弱いところを補うという意味で、画像診断のエキスパートを集めた施設が学閥のシガラミ無しに利用できるというのは、実は画期的なことだったのかもしれません。