「学閥のシガラミ無しの」遠隔画像診断というのは説明が必要ですね。
比較的大きな病院は、医師を派遣している大学が固定されているところが多いのです。
内科や外科がA大学から来ていれば、他の科の医師もA大学から来ていることが多いです。ただ、最近は混成になっているところも多いですね。
放射線科医が引き上げられたり、燃え尽きたりで、病院からいなくなったりすると、A大学のやっている遠隔画像診断に切り替えられたりします。
病院としては常勤医がいなくなって不便になったところに、さらにコストアップになるわけですから泣きっ面にハチです。一度遠隔画像診断になってしまうと未来永劫常勤医を送らなくていい病院に位置づけられる可能性もあります。
A大学が遠隔画像診断をやっておらず、病院がB大学の遠隔画像診断に頼もうとすると、A大学の教授会からちょっかいが出されることもあります。「内科も外科も医師を全部引き上げるぞ」とか。
こういう場合は民間の遠隔画像診断に頼んだりするわけですが、民間の業者でも結構大学色が隠れていたり、派手に見えていたりするわけです。^^;
我々(LLP テラーク)のように5大学以上の出身医師が自由意志で集まっているところは結構少ないと思います。