「デジタル産業革命」(山根一眞;講談社現代新書)
山根一眞さんが「現代」に1998年連載されていた文章をまとめたもの。
この人にはデジタル化の初期に人柱になっていただき、いろいろ情報をいただきましたね。ワタシも一時期この人の著作にハマっていました。
この本では「情品」というコンセプトを押し出しておられます。情報と人の情が地球を結ぶそうです。インターネットの初期にこのようなコンセプトを打ち出していたとは。しかし、ちょっと早すぎたのかも。
現在では当たり前に感じつつあることが多く書かれていますが、さすがに予想力はたいしたものだと思われます。
ほんとうのところは、ネットバブルとかなしに、上品に発展していきたかったところですよね。