「中国武将列伝(下)」(田中芳樹;中公文庫)
以前、単行本でこの上巻を読みましたが、下巻がなかなか手に入りませんでした。この前ふらっと入った古本屋で、この文庫版を見つけて小躍りしてしまいました。
上巻を読んだのは 2001年6月29日でした。もう8年も経っているのですね。
下巻は最大のヒーローである岳飛のほか、韓世忠(、梁紅玉)、楊業など宋代の英雄たちのほか、耶律休哥(遼)、宗弼(金)など中華の敵将も載っています。明代では秦良玉、戚継光、鄭成功などが載っています。清代ではドルゴンが入るのは当然ですが、呉三桂が入っていないのはちょっと意外です。
宋代(抗金の時代)が結構魅力的な時代だと田中芳樹さんは言いますが、確かにそうですね。
鄭和が入っているのが意外ですが、交易の最中にいろいろ現地の争いに巻き込まれているからでしょう。
8年ぶりに忘れ物を見つけた気分です。