テラークが使用している遠隔画像診断システムはイーサイトヘルスケア社製のものです。
ここのシステムは先進的で、札幌のデータセンター内にあるサーバーのDICOMビューワーを読影医の端末に表示するだけです。患者リストもサーバー上のものを表示するだけですので、一時ファイルを含めて患者データ、画像ファイルは端末のハードディスクなどに保存されません。ハードディスクを盗まれても大丈夫です。
しかも、このビューワーには MPR、CPR(curved
MPR)機能もあります。これもサーバー側に組み込まれたものを表示しているだけです。Aquarius
NET と同じような仕組みです。MPR 作成中でもその画面が表示されていますが、端末側の
CPU 使用率は 0% のままなのが(当たり前なのですが)奇異に感じます。
カナ漢字変換でさえ、サーバー上のものを利用します(ATOK
ですが)。端末のカナ漢字変換内のユーザー登録単語を一括登録するのはホネが折れますが、やり方は見つけました。
端末のセキュリティは VPN は使わずに
SSL を使っています。つまりインターネットバンキング並の強度ですね。
ということで、買ってきたパソコンで普通のインターネット回線さえあれば仕事ができてしまいます。このあたりが先進的と思います。