◆脱税できるかな?
ヘタウマ漫画家サイバラのコミックです。SPA
に連載されていたものらしいです。
橘玲(たちばなあきら)さんの書いた本にこのマンガの中の「脱税できるかな」のことが書かれていて、前々から読みたいと思っていたのでした。
BOOK・OFF ではマンガコーナーが大きくてとても見つけられませんでしたので、e-BOOK・OFF(くどいようですが、BOOK・OFF
とは無関係です)で注文。380円ナリ。
冒頭の「脱税できるかな」は秀逸かつシュールです。
領収書の偽造(金額の10〜100倍化)、人件費の割り増し(架空のスタッフを何十人もでっちあげ)、カメラマンの夫の経費を肩代わり(当然割り増し)、などなどの稚拙な脱税がバレ、一億円あまりの追徴課税を食らったが、税務署(新宿署)とやりあって、結局二千何百万円に負けてもらう話。
凄い、というか私も新宿に住みたい。
西原理恵子は、税務署をどこまでもコケにしつづけて、税金を負けさせた上に、それを漫画として発表して、また儲けているのだ。マンガの最後では、挙げ句の果てにプロダクションをつぶしてまた別法人を作って税金を逃れようとしておりマス・・・
税務署もサイバラをタイホしたいが、そうするとみんなこのマンガを見て、納税意識が吹っ飛んでしまうのでしょうから、できないのでしょう。
ま、この国のトップ2人が脱税魔王ですから、ちょっとしたことがきっかけで政府転覆でしょうね。
もしそうなるとますますスゴイな、サイバラ。