◆ 水煮死ねるか!?
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「水煮三国志」 (成
君憶;日本能率協会マネジメントセンター) |
5年ほど前のベストセラー。
水煮の意味が未だによくわかりませんが、この本が出たときに大人気であった料理からとっているようです。
ですからこれから書く人は「横手焼きそば三国志」とか出すといいかもしれません。
三国志の英雄たちが現代のビジネス社会で戦ったらどうなるのか、そして諸葛孔明はどう振る舞うのか、という観点から書かれた戯曲チックな物語。
中国のビジネス社会だから日本にはあてはまらないかというと、全くそんなことはなく、出てくる地名は中国全土のものでも、舞台は香港あたりの雰囲気です。実にスマートな近代的なビジネス社会の物語になっています。
しかし、これが中国全体で読まれていたということですから、恐ろしいことになりそうです。GDP
世界第2位もうなずけます。
しかもあの国ですから大事なことは隠しているでしょうし。
この本は5年前ですから、実はもうとっくにもっとオトロシイことになっているのではないでしょうか。