10.05.04(火) 

 


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      遠隔画像診断の流通革命や〜

       テラークの使用している遠隔画像診断システムは現在2種類ありますが、95%以上の症例はイーサイトヘルスケア社製を使用しています。

       なんども言っておりますが、物理的な最大の特徴は端末に画像などのデータを転送しないことです。
       プリフェッチが不要というだけではなく、オンラインで使用中、端末のディスクには画像データや患者リストはもちろん、一時ファイルでさえも存在しません。
       必要な回線は通常のインターネット回線です。固定
      IPは不要です。FOMA などの遅い回線でもそれなりの速度が出ます。
       
      DICOMビューワーやレポーティングシステムおよび仮名漢字変換システム(ATOK)はすべてサーバー上にあり、端末にはその画面の一部が表示されているのみです。これらの高価なソフトはインストールは不要です。
       セキュリティはオンラインバンキングなどと同じく
      SSL で確保されています。SSL で接続された認証用サーバーで承認された後、専用クライアントでサーバーと接続されます。端末にインストールするのはこの専用クライアントのみです。この専用クライアントも認証後いつでも入手できます。
       端末としては
      Windows のほかに MacintoshLinux などが使えます。Linux の端末からでも、サーバー上で動作している Windows ATOK が使えるのはありがたいです。少し不思議な気がしますが、サーバーは Citrix ですので、違う OS が混在していても問題ないのはいまや当たり前なのでしょう。

       以上が物理的な特徴ですが、これのもたらす影響を考えてみましょう。

       遠隔画像診断会社がこのシステムを取り入れるメリットとしては、読影医に専用端末を貸与する必要がないので、読影医を増やすコストが下げられることです。つまり経費不要で何人でも読影医を確保することができます。
       メンテナンスが不要なこともメリットに挙げられます。

       遠隔画像診断会社にとってのデメリットとしては、顧客病院にこのシステムが入ってしまうと、顧客病院側が独自で読影医を無料で確保できるわけで、顧客の囲い込み効果は全くないことが挙げられます。むしろ、いいサービスを提供しないと簡単に乗り換えられてしまうわけで、囲い込み効果はマイナスというか、囲い込み粉砕効果バツグンというべきでしょう。

       このデメリットは病院側にとってはメリットになります。このシステムを導入するだけで、知り合いの読影医にIDを発行するだけで即、遠隔画像診断が可能になってしまいます。要するに遠隔画像診断会社を通す必要がなくなるのです。これが私が遠隔画像診断の流通革命と呼ぶゆえんです。
       また常勤医が夜間や休暇中、出張中に(つまりいつでもどこでも)読影をすることが可能になります。

      いつでも、どこでも、だれでも 遠隔画像診断!


 

 

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