◆ 40分いったいどう使う?
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「1時間の仕事を20分で終わらせる」
(秋庭道博;かんき出版) |
著者は中央公論社で編集者をやってから作家になった方だそうです。
ダンドリ上手になる技術論について書かれてあります。
この手の本はよくあるので、あまり期待せずに読んでいったのですが、結構おもしろく読めました。
初めての人に会うときは自分の著作リストや経歴などをあらかじめ相手に知らせておく、というのは感心しました。
最近はインターネットがあるのであらかじめ調べておくことは可能ですが、こちらから知らせたいことをプッシュするのは有効ですね。恥ずかしいので自分で思いついても、多分しなかったと思いますが、こう書いてあると実行しやすい・・・
手紙を送るときに相手に届く日を内容によって変えている、というのも初めて聞くやり方です。
謝りとか断りは金曜日に着くように、感謝とか依頼とかは月曜日に着くように送るのだそうです。相手の心理を逆手に取ったうまい方法ですね。
夏目漱石の言葉として「お金を貯めるには三角術を使う・・・義理を欠く、人情を欠く、恥をかく」というのが紹介されています。
私も「字を書く 絵を描く 汗をかく 恥をかく」というのを診断の上達法としています。昔は三カクだったのですが、最近マインドマップにはまって「絵を描く」が増えて、四カクになりました。四カク読影法ですか、ゴロが悪いな。