◆ 妖怪列伝
この前のセミナーで言い忘れたことがありました。聴講者のみなさんは業界関係者も多く、結局言わなくてよかったのですが、ここでは書いておきたいと思います。
起業しようとすると、いろんな人たちが寄ってきます。いい人も多いですが、あなたを食い物にしようと思っている輩もいます。
個人で一匹狼でやっている人は結構あやしい人が多いです。個人といっても便宜上ペーパーのような会社を持っていることが多いですね。なかなか付き合ってみないとわからないのですが、口がうまく、知らない間にこちらの懐にすんなりと入り込んできます。こういった連中は徒党を組んでいることもあり、1人入れるとどんどん増殖します。
日本を代表するような○○商事とかの一流企業も、最近はメディカル部門を立ち上げているとことがありますが、そういうところもコンサルをやってあげるとか言って近づいてきます。企業の看板にびびりますが、たいした内容のあるコンサルでもなく、提携会社の高くて使い勝手の悪い機械ばかりを紹介して、多額のピンハネをするだけのことが多いので要注意です。資金力だけはありますので、高利でお金を貸してくれたりします。お金に困っている病院を食い物にすることが多いので、滅多に我々にはハナもひっかけませんが。^^;
新たに作られた医療ITベンチャーもやってきますが、会社によっては得手不得手の差がひどいところもあります(不得手の部分は素人以下、とか)。製品はあるのだけど、その製品を作ったプログラマはもう在籍していない(天才が多いのですぐに引き抜かれる)ので、バグとりもできないしバージョンアップなんてとんでもない、というところもあります。
昔から医療業界専業でやってきた会社の人は基本的に信頼がおけます。
寄ってくるのは企業人ばかりでなく、あなたに働かせておこぼれをもらおうとする医師なども含まれています・・・・
老教授の人脈(能力はもちろん)など、あまりこういう先進的な世界には役に立たないことが多いので、過度の期待はしない方が得策です。