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Google Adwords と Google Adsense(4)
Google
Adwords というのはキーワードに興味のある人に、キーワードに関係する広告を表示するのですごい効果があるわけですが、このあたりを間違っている広告主が結構います。
たとえば、「遠隔画像診断」で検索すると、「スポンサーリンク」の部位(これが
Google Adwords です!)に、Kクリニックの宣伝がよく表示されますが、この
Kクリニックは別に遠隔画像診断を営んでいるわけではなく、P
という会社の遠隔画像診断サービスを利用しているだけです。
「遠隔画像診断」で検索する人は、遠隔画像診断についての知識や企業を調べている人が大多数であり、利用施設を調べている人はまずいません。そういう人にクリックさせて自分が
1クリック 150円も支払っているのです。この場合、得をするのは
P 会社であります(P 会社が「遠隔画像診断」というキーワードで入札するのはよくわかります)が、支払うのは
K クリニック。
普通、自分の業務以外のことをお金を払ってまで宣伝している人はまずいません。
それにクリックした人は
K クリニックに失望と反感を持って元のページに戻るでしょう。逆効果ですね。
K クリニックは自施設の業務である、「高度画像診断」、「高度人間ドック」、「高精度人間ドック」などのより安いキーワードとそれを組み合わせた複合キーワードを入札すべきですよね。
つまり、Google
Adwords では、見込み客になりそうにない人には絶対にクリックさせないように、自分のビジネスに直結するお客さんにはクリックしてもらえるように、キーワードをうまく設定して、入札するのが基本中の基本です。
ちなみに、私はお金を払わないで、「遠隔画像診断」で検索したときに私の
HP やブログが第一ページに表示されるようにしています。これはいわゆる
SEO 対策を駆使しているからですね。SEO 対策の方がお金をかけずにできますが、結構工夫が必要なんです。