11.01.27(木) 

 

 

 昨日と同じく宮崎ネタですが、昨日噴火した新燃岳に関連して小説を紹介します。

 著者の石黒燿さんは黒燿石からとったペンネーム。実は耳鼻科の医師で、私にとっては灘校の6年上の先輩です。
 ゆえあって一度宴会でお会いしたことがあります。

 この小説は第26回メフィスト賞受賞作です。
 じつは石黒先生、耳鼻科医であって火山学者ではないのですが、趣味での火山好きが高じて、ついに小説にしてしまったのです。

 話の内容ですが、衝撃的。
 霧島、桜島を含む九州南半分の地底にはそれらを含むスーパー火山が眠っていて、それが一気に噴火して、九州が壊滅。東に流れた大量の火山灰で東日本も壊滅するという話。
 小松さんの「日本沈没」に匹敵するスケールです。

 カンとは180度反対の、やり手の総理大臣が妙手を出して日本人を救うのですが、このスーパー総理大臣のモデルは石黒さんの灘校の同級生である菅原さん(株式会社さっそ社長)。実行力、度胸満点の好漢に描かれています。
 菅原さんとも2回ほどお会いしたことがありますが、人当たりのいいアイディアマンという印象でした。

 それはそうと、今回の新燃岳の噴火は何事もなく終焉に向かって欲しいですね。

 雨が降って熔岩ドームができれば大噴火する可能性も・・・