本日は唯一の直属部下であるN先生のマシンのグレードアップ相談。Panasonic 製の WOODY のタッチパネルモニター一体型のマシン。Pentium-120MHz+32MB+1.2GB+4倍速と一昨年くらいに安くなったのを薦めて買わせたもので、グレードアップの責任は私にあります。N先生の不満は遅いこと、HDD が足りなくなったこと。それにできたらリムーバブルメディアを使いたい。
さて、まずはマシンの診察です。Windows のバージョンは OSR2.0。スロットは PCI/ISA 兼用が1個で、他に2個の ISA。マニュアルにも記載がなく、起動時のメッセージも抑制されているので、BIOS メニューの出し方がわかりません。最初は HDD を 6GB にしてと思っていたのですが、これでは認識させられない可能性が高いですね。ブートを見ていると二次キャッシュのないマシンに見られる異常な遅さを感じます。SCSI さしていないのにこれでは、BIOS 付きの SCSI ボードなぞさすと、起動が一苦労になりそうです。
そこで、治療計画。CPU は IDT の WinChip2-240 を候補に。速度を倍にできる他、MMX 機能を追加でき、二次キャッシュなしのハンデを補う大(中)容量一次キャッシュに期待できます。8000円なり。
次に HDD ですが、このマシンにあまり金をかけるのも何ですから、余っている SCSI ケースを利用して、SCSI HDD で増設しましょう。これなら次のマシンに流用できます。しかし、SCSI HDD は高いので、これもとりあえず私の手持ちの HDD(540MB+850MB)を使いましょう。0円なり。
リムーバブルですが、予算の関係から、MO(230MB) か CD-RW(w/o PD)かまたはスーパーディスクを考えました。スーパーディスクはマザーボードの対応がないでしょうから、外付けになります。簡便性というメリットの1つがこれで失われ、致命的なメディアの高さを考えるとやはり、MO か CD-RW でしょう。後者がコストパフォーマンスはいいのですが、内蔵が不可能(ケースが一体型ゆえ特殊なのです)なので、外付けになります。まともな外付けは高いです。内蔵買ってケースにおさめるにしても手持ちの 3.5インチドライブ用の SCSI ケースが使えず、5インチ用を新たに買わなくていけません(いや、これも在庫はあるのですが、外見も中身もボロボロなので使いたくない)。ということで やっぱり MO になりそうですね。だいたい 27000円ですが、SCSI カードの 6800 円が必要です。
今日のところは手持ちのメモリをさし換えて 48MB にしておきました。後のグレードアップは明日N先生と相談してから決めましょう。
しかし、さすが松下。マニュアルが家電してる〜。