99.04.27(火)

 

 今日は当直あけです。夜中は結構静かでした。

 今日はパソコンの話ではないのですが、医療用画像についてです。医療用画像のフォーマットに DICOM というものがあります。これが階調は多いし、非可逆圧縮は認められないし、といういかにもバカでかいデータフォーマットなのですが、主にワークステーションでやりとりされています。ところが他分野と同じくパソコン化の波が押し寄せ、DICOM データを直接 PC に移して見るとか、DICOM を PC の画像形式に変換して PC で扱うとかが流行ってきています。

 今日は前者の方法を紹介したパンフレットが朝送られて来たかと思ったら、後者の方法を推進しているメーカーの飛び入り訪問が午後にあったりして、なかなか面白かった日でした。前者の方法はすでに試してみましたが、やはり DICOM データという冗長性の大きなデータを PC で扱うのはまだまだのようです。すぐ死にます。^^;

 後者の方法は JPEG フォーマットなどに変換して扱うわけですが、そのまま WEB に載せることが可能ですし、従来の PC の周辺機器がそのまま使えますし、インターネットを通じて簡単・安価に電送できるなどメリットが大きいです。階調が8ビット相当に落ちてしまうのが一番の欠点ですが。

 今日売り込みに来られた会社のものは自動的に HTML ファイル形式を作成しながら画像をため込んでいく(HTML ファイルにはフィルムから OCR したデータを書き込んでくれる)という長所を持っています。今までのシステムと異なり、利用者は何もする必要がないという点で優れています(これが一番大事です)。非常に気に入ったので後日デモをしてもらうことにしました。


 


ホームページへ

 

パソコン日記